歯が痛かったけど、痛くなくなった　治った？

平塚の歯医者、なかとがわ歯科医院のブログページです。仕事が忙しく、なかなか歯医者に行くことが出来ない。ある時、寝れないほど歯が痛かったけど、今は落ち着いている。そんな症状を経験したことはないでしょうか？今日は、歯の痛みが引く理由についてです。

むし歯の痛みが引く理由

むし歯の痛みが引いたからといって、虫歯が治ったわけではありません。むしろ、虫歯が進行した証拠である可能性もあります。

虫歯の痛みが引く理由は、主にむし歯菌によって歯の神経が死んでしまうことです。

虫歯菌がエナメル質や象牙質を溶かして、歯の神経にまで達すると、激しい痛みが生じます。しかし、痛みを感じている神経が死んでしまうと、痛みを感じることができなくなります。

神経が死んでしまうまでの痛みは、数時間から数日間続くことが多いといわれています。痛みが引いたからといって、虫歯が治ったわけではありませんので、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

そもそもむし歯が原因でない場合

噛み合わせの異常や、歯茎の急激な腫れ

歯ぎしりや硬いものを食べるなどの歯に強い力がかかった場合、一時的に歯の根っこを支えている膜（歯根膜）が腫れを起こして、咬んだ時に強い痛みを引き起こすことがあります。

また、風邪などで体調不良に陥った際に歯周病の症状が強く出る際も、一時的に強い痛みを引き起こすことがあります。

歯の痛みを引き起こす原因は複数あり、痛みの症状が引いてからだと特定しづらい場合があります。できれば、痛みがある時点での歯科医院の受診をおすすめします。

まとめ

虫歯の痛みが引いたら、早めに歯科医院を受診しましょう

歯の痛みが引いたとしても、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。虫歯が神経に達している場合、神経を抜く治療（根管治療）が必要になることがあります。もし神経が死んでしまっていると、死んでしまった神経の場所で細菌が繁殖し、骨を溶かす病気（根尖性歯周炎）につながる可能性が高いです。適切な治療を早め受けることで、歯を守ることができます。

歯の健康を守るためには、定期的な歯科検診やクリーニングを欠かさないことが大切です。また、食後の歯磨きや歯間ブラシや糸ようじなどの日頃のケアも忘れないようにしましょう。